はじめに About us

1997年秋、元F1ドライバーの鈴木亜久里とオートバックスが協力し、
「世界に通用するドライバーを育成する」プロジェクト、
ARTA Project(AUTOBACS RACING TEAM AGURI)を立ち上げた。

1997年秋 ARTA Project発足

「世界に通用するドライバーを育成する」プロジェクトとして、カートに始まり、入門フォーミュラ、Formula 3、Formula Nippon、そして世界へ。

日本の若いドライバーに、底辺から頂点までの道筋を示す壮大なプロジェクト。
少年たちはこの日から夢への挑戦を掻きたてられ、彼等の情熱を背負ったオートバックスカラーのマシンが日本はもとより、世界中のサーキットで疾走を始めた。

あれから20年。

ARTA Projectが切り拓いた道を歩んだあの日の少年たちは今やトップドライバーに成長し、次世代の憧れの存在となった。ARTA Projectのスピリットはすでに世代を超えて脈々と受け継がれている。

ARTA Project プロデューサー 鈴木亜久里

1998年から活動を開始したARTA Projectも、お陰様で今年で20周年を迎えることができました。これもひとえに私たちを応援し続けてくれた、大勢のファンの皆様の熱い声援のお陰だと感謝しております。そして、ARTA Projectの活動趣旨にいち早く賛同していただき、私たちとともに歩んで来ていただいた、株式会社オートバックスセブンの絶大なご支援の賜物です。併せてたくさんのパートナー企業にも本当に感謝しております。またいろいろな場面で私たちの活動を取り上げていただいた、報道関係の方々にも改めて感謝申し上げます。

振り返ればこの20年間、いろいろなことがありました。「世界に通用する日本人ドライバー育成」をスローガンに立ち上げたこのARTA Projectも、始めはフォーミュラ・ニッポン、GT選手権、F3選手権、カート育成プログラムからスタートしましたが、その後2001年には、金石年弘選手がドイツF3選手権でチャンピオンを獲得、2003年には、アメリカでインディカー・シリーズにチームとして参戦し、ヨーロッパではDTM等に参戦を果たしました。

2006年にはスーパー耐久でチャンピオン獲得、2007年には、ARAT NSXの伊藤大輔選手とラルフ・ファーマン選手がSUPER GT GT500クラスでチャンピオンを獲得しました。2006年からは、念願のF1選手権にもチームとして参戦することができ、佐藤琢磨選手が非力なマシンを駆って強豪チームに割って入る活躍を魅せてくれました。

カート育成プログラムは、スタート当初はオーディションでカート候補生を選抜して、若手育成を目指しましたが、その後夏のサマー・カート・スクールを開校して、15歳以下の子供たちの育成に努めました。また、カートとしては異例の賞金を掲げたARTA CUPは、夏のもてぎのビッグイベントとしてカート界では大きな位置を占めるようになりました。現在第一線で活躍しているドライバーの伊沢拓也選手、塚越広大選手、山本尚貴選手も、これらのプログラムから巣立って行きました。

現在のレース界を眺めてみると、ARTA Projectになんらかの形で関わった選手や監督が大勢います。その中の何人かは世界を舞台に戦ってきた選手もいて、このプロジェクトを続けて来て本当に良かったと改めて痛感いたします。

この20年間本当にいろいろなことがありました。世の中の経済情勢も大きく様変わりしました。自動車業界も20年前では考えられなかった、ハイブリッド車、電気自動車などが街中にあふれています。レース業界を取り巻く環境も決して明るいものではありませんが、これからの10年、20年を見据えて、このARTA Projectができることを考えて活動を続けて行ければ、これほど有り難いことはないと思っています。

今年は20年間の感謝の気持ちをしっかり胸に刻み、20周年にふさわしい結果が出せるようプロジェクトスタッフ一丸となって、挑んで行きたいと思っています。

最後にもう一度20周年を迎えることができたことを、この場をお借りして、すべての皆様に感謝申し上げたいと思います。本当にありがとうございます。

ARTA Project プロデューサー/総監督
鈴木 亜久里

株式会社オートバックスセブン 代表取締役 社長執行役員 小林 喜夫巳

平素よりARTA Projectにご理解を賜り、厚く御礼申し上げます。
2017年度ARTA Project体制発表にあたり、パートナーを代表してごあいさつ申し上げます。

まずは私事にて恐縮ではありますが、昨年オートバックスセブンの社長という大役を担い、本年は当初より「ARTA Project」のパートナーを主体的に牽引する立場となりました。折しも「ARTA Project」は1998年スタートにて本年が20周年という節目の年を迎えます。当社はモータースポーツの健全な発展を目的として、国内最大の観客動員を誇るSUPER GTシリーズもまたタイトルスポンサーとして長年支援してまいりました。さまざまな市場の変化の中にあっても、私どもは一貫してモータースポーツを支え続けることが、クルマ業界全体を活性化することにもなりますし、社会貢献の一環にもなるという信念のもと活動を継続してまいりました。

ここ数年、日本の消費環境は不透明な状況が続き、特に自動車産業は厳しい状況が続きました。しかしながら、1月に行われましたオートサロンにおける各メーカーのブースなどを見ても、スポーツカーに対する熱の入れ方が高くなってきており、お客様もそれを受け止めてきているように感じました。いよいよ、モータースポーツを心の底から堪能するような気運が高まってきているのではないかと感じています。このようなことを考え、今年は、もっとオートバックスのお客様にこのレースを楽しんでもらえるような機会を増やしたいと考えております。

さて、本年度のARTAは、昨年に引き続きGT500クラスは「HONDA NSX-GT」で、またGT300クラスにつきましてはFIA GT3車両の「BMW M6 GT3」で参戦します。先にも記しましたように今年「ARTA Project」は発足20周年の節目の年です。レースに対しては勝負へのこだわりを持って望みたいと考えております。

最後に、私の幾つかある経営に対するこだわりの中で「未来に向かって挑戦しよう」というテーマがあります。これはオートバックスグループ全体として目指す方向性は、「お客さまを増やし」、そして「真剣にお客さまと向き合い」、「失敗を恐れずチャレンジする」。これはオートバックス創業の精神にも相通じる理念であります。モータースポーツへの積極的な参画、「ARTA Project」への長年に渡る支援もまたこの理念に合致したものと考え、更なるチャレンジをしていきたいと思いを巡らしております。

本年度も ARTA Projectへの変わらぬご声援をよろしくお願い申し上げます。

株式会社オートバックスセブン
代表取締役 社長執行役員
小林 喜夫巳